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2015年3月20日金曜日

後発医薬品(ジェネリック)について

本日、高知市の代議員会で後発医薬品についての発言があり、先日の院内処方・院外処方も相まって少し考えさせられたため一言。

現在、国は医療費抑制のため後発品使用を斡旋している関係で、処方箋薬局ではおそらく殆どが後発品になっている可能性がある。
病院や薬局での保険点数など細かいことは置いておいて、この後発品がくせ者である。

そもそも薬とはメーカーが開発・研究した後、治験をし、承認され発売される。
発売後、しばらくしてから組成のみ公開され後発メーカーが作り、治験なしで発売される。
例えれば、卵焼きと出し巻き卵ぐらい違うものになっている可能性があるということだ。

多くの国民は、食の安全に付いて高い関心があるが、薬はどうだろう?
安くて十分効果があれば、全く問題ないことはうなづける。
いいジェネリックも沢山あるし、当院でも採用している。

院内処方では問題ないだろうが、処方箋で薬局に行き薬をもらう際は、多くの人は一般名での薬名を聞くだけで選択肢はない。
先発医薬品を希望する場合、その選択肢はあるのだろうか?

医療費は確かに増え続ける。団塊の世代の数が減るまでは確実に増え続ける。
戦後の高度成長期を支えて来てくださった方々の医療費を削るというのもおかしな話だが、さらに、処方薬の選択等への配慮が足りないのもいかがなものかと思う。

2014年11月17日月曜日

当院の内視鏡システム

当院では、開院以来上部も下部もオリンパスのQ260シリーズを使用しています。
(もっと前にさかのぼると、Q260が発売される前から使用していましたが。)
従いまして最新のカメラではないですが、自分の指先の様に動かす事が出来ます。
このカメラの利点は、『口からの内視鏡としては細めであり、面順次方式の高画質』。
これにつきると思います。面順次方式とはオリンパス独自の方式で簡単に言うと「画質3倍以上」です。(少し詳しく説明すると、普通のカメラやテレビなどはドット表示なのですが、これは全体がグレースケールで合成するんので、肉眼で見ているように滑らかなのです。)
私が口からの内視鏡にこだわる理由は、画質です。
鼻からの内視鏡は画質、細さ故の扱いにくさ等より経口より見落としが多くなりがちだと思います。(もちろん見落とさない様に検査した上での話です。)
径鼻の最大の利点は、嘔吐反射が出にくい事ですが、私の経口内視鏡を用いた検査の経験上、嘔吐反射を来す事はきわめてまれです。また、苦痛も個人差は多少あるかと思いますが、殆ど無いと思います。
検査のためだけに鎮静剤などの余計な薬剤を使用したりせず、苦痛無く挿入し、精度の高い検査を心がけています。

2013年2月5日火曜日

中国の大気汚染について

先月、隣国である中国の空が真っ白になっていた映像を見た方は多いと思う。
[PM2.5]と呼ばれる直径2.5 μmの微粒子が正体で、火力発電や車の排ガス等が原因と言われており、厄介な事に、この微粒子は風に乗り我高知まで達するとの事である。
時期を同じくして、先月末の週あたりから、例年より早めに『いつもの花粉症の症状が出てきたから。』と受診される方が多い。症状も花粉症そのもので、抗アレルギー剤などを処方していたが、原因は中国の大気汚染かもしれない。
2月1日に北京で久方ぶりに吹いた大風にのり、春の黄砂と同じ現象で、花粉症時期にかぶるように降り注いできているものと思われる。
花粉症などのアレルギー疾患を有する方、気管支喘息を始め呼吸器系の基礎疾患を有する方々は、外出時にはマスク着用し、屋内では空気清浄機などを常時つけておく事をお勧めする。
なお、大気汚染状況を知るために、そらまめ君(soramame.tenki.go.jp)なるsiteがある。

2012年8月14日火曜日

季節はずれのインフルエンザ

今月初旬のニュースですが、現在沖縄県にインフルエンザ流行が見られるとの事です。
お盆休みに、そちらへ帰省/旅行などされる方は、十分注意して下さい。
また、帰宅後に発熱があり医療機関受診される際は、沖縄へ行っていた旨を医師に伝えて下さい。

2011年2月15日火曜日

今年の花粉は多いそうです

週末は山間部で雪が降っていましたが、そろそろ春が来そうな雰囲気になりつつあります。
少し前になりますが、気象庁の予想上、飛散量は去年の10倍になるとのことです。
現在、罹っていない方も、予防の為にマスクなどが必要になりそうです。
また、すでに罹られている方は、症状発現してからでも遅くないので、我慢せずご相談ください。