2010年10月19日火曜日

美容外来ブースの変更

本日、午前中に院内の模様替えをいたしました。

今まで、美容外来受診の方は、奥の化粧室をお使いいただき、そのまま奥の処置室にて施術しておりました。

それですと、やや動かれる距離が長いのと、お荷物などの不都合もあったかと思い、本日から、受付の右手奥へ入って頂き、その中で行うこととしました。

お部屋の名前が、「事務室」となっておりますが、新しい美容外来ブースです。

是非、ご覧になってください。
また、何かお気づきの点がありましたら、受付を始め、スタッフにお申し付け下さい。

2010年10月3日日曜日

グルコサミン/コンドロイチンについて

最近、外来にて膝の痛みに対し、市販されているサプリメントの効果などについて聞かれることがありました。
治療としては、まず減量で、骨粗鬆症予防の運動/服薬などがあり、サプリメントに関しては気休め程度と説明していましたが、ニュースを見ていたら次のようなものがありましたので、載せてみます。
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股関節や膝の変形性関節症(骨関節炎:OA)の痛みを緩和する目的で多くの人がグルコサミンおよびコンドロイチンのサプリメント(健康補助食品)を利用しているが、このようなサプリメントに治癒効果があるとのエビデンス(科学的証拠)は認められないことが、大規模研究の新たな分析によって示され、英国医師会誌「BMJ」オンライン版に9月16日掲載された。
これまでにもいくつか今回と同様の報告がされており、研究を率いたスイス、ベルン大学社会・予防医学研究所のPeter Juni博士は「評価した2つのサプリメントのいずれも、患者の疼痛緩和という点で、臨床的に意義のある有益性は認められなかった」と述べている。この10年間、医師によるグルコサミン、コンドロイチンの処方や、世界中で何百万人という人が市販薬(OTC)としてこれらサプリメントを購入しており、2008年の世界でのグルコサミンサプリメントの売り上げはほぼ20億ドル(約1,700億円)に達し、2003年より60%増加している。

今回の研究では、3,800人強の膝または股関節の関節炎患者を対象とした10件の無作為化臨床試験の結果を分析。いずれの試験もサプリメント使用者群と非使用の対照群を比較したものであり、グルコサミン、コンドロイチンのいずれかまたは両方を使用する患者の疼痛レベルの変化をプラセボ(偽薬)との比較や互いの比較により検討したものであった。全データの検討の結果、コンドロイチンおよびグルコサミンには、関節痛または関節腔狭小化に臨床的に意義のある効果はないことが判明した。

ただしJuni氏は、もし患者がすでにこのようなサプリメントを使用しており、実際に効果を感じている場合には(疾患の自然経過やプラセボ効果によるものである可能性が高いが)、有害であるとのエビデンスはないことから、積極的に使用を止める理由はないと述べている。

米マイアミ大学ミラー医学部のAndrew Scherman博士も、このようなサプリメントが役立っていると報告している患者がいることを認めており、使用しても(費用がかかる以外に)害はないだろうとする一方で、サプリメントの製造元による表示内容については、大規模研究でその有効性が認められない限り、見直して精査する必要があると指摘している。「現時点では有効性を認める研究は存在しない」と同氏は述べている。
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2010年10月2日土曜日

インフルエンザワクチンの任意接種における当院の価格

長いタイトルになりましたが、早いものでもう10月です。
対応に追われた去年の夏〜冬が懐かしく感じられます。

さて、今年もインフルエンザワクチンの販売が始まりました。
当院でも、去年と同数は確保しており、任意接種の価格が決まりましたのでご報告いたします。

ご存知だと思われますが、今年のインフルエンザワクチンは、去年の新型インフルエンザ(ブタ由来A型H1N1, この「新型」の名称はそろそろやめた方が良いと思うが・・・)・季節性A型・季節性B型の3つの抗原が含まれますので、1種類のワクチン接種で済みます。

13歳以上は1回で、13歳未満は2回が1 setというのも例年通りです。

お値段ですが、以下のようにさせて頂きます。

13歳以上:2500円
13歳未満:1回目 2000円、2回目 1400円


原則、予約制にて対応させて頂きますので、お電話/受付にてご相談下さい。

インフルエンザの流行が12月〜3月と考えると、11月に接種するのが望ましいのですが、去年からの新しい株は感染力も強く、流行時期が読めません。