2013年2月5日火曜日

中国の大気汚染について

先月、隣国である中国の空が真っ白になっていた映像を見た方は多いと思う。
[PM2.5]と呼ばれる直径2.5 μmの微粒子が正体で、火力発電や車の排ガス等が原因と言われており、厄介な事に、この微粒子は風に乗り我高知まで達するとの事である。
時期を同じくして、先月末の週あたりから、例年より早めに『いつもの花粉症の症状が出てきたから。』と受診される方が多い。症状も花粉症そのもので、抗アレルギー剤などを処方していたが、原因は中国の大気汚染かもしれない。
2月1日に北京で久方ぶりに吹いた大風にのり、春の黄砂と同じ現象で、花粉症時期にかぶるように降り注いできているものと思われる。
花粉症などのアレルギー疾患を有する方、気管支喘息を始め呼吸器系の基礎疾患を有する方々は、外出時にはマスク着用し、屋内では空気清浄機などを常時つけておく事をお勧めする。
なお、大気汚染状況を知るために、そらまめ君(soramame.tenki.go.jp)なるsiteがある。